平成会だより

株式会社 川嶋
川嶋 宏

 平成会の見学・親睦会が、平成27年5月18日(月)14:30~20:00の予定で開催されました。20150518-1
今回は、今年3月20日にオープンした「さかい利晶の杜」の見学会です。
現地の堺市・宿院駅までは近鉄、JRそして阪堺電気軌道を乗り継いで1時間ちょっとの旅です。
子供の頃には、自宅のすぐ側を市電やトロリーバスが走っていました。
阪堺線も「浜寺公園プール」へ行くのに、恵美須町駅からは何度も利用したことが有りますが、上町線・天王寺前駅から乗車するのは初めてです。上町線の方が、住宅街の中を走る距離が長いようですね。
それと、ICカード(ICOCA)が使えたのと、小学生からおそらく大学生の利用客が多いのにも驚きました。
 
 
 
 
 
 
 
そんな車内の雰囲気や、車窓を楽しんでいる内に、宿院駅に到着。
まずは千利休が生まれ育った屋敷跡へ。
この旧跡は「利晶の杜」と道を隔てた真向いに在って、そこにはボランティアガイドの方がおられ、利休の幼少期から豊臣
秀吉に切腹を命られた経緯まで、丁寧に解説して頂けました。
ここはもともとはフェンスで囲われていて、中に入れなかったそうですが、「利晶の杜」のオープンに合わせて外壁や門を新装し、見学できるようにしたそうです。

そして次は、本日のお目当て「さかい利晶の杜」です。この施設は、堺に所縁の「千利休」と「与謝野晶子」の生涯を、パネルや映像を使って紹介しています。
利休については、織田信長、豊臣秀吉、津田宗及、今井宗久の関係が、歌舞伎俳優「片岡愛之助」(堺出身)のナレーターで演じられていました。
お茶の流派「千家系」は知っていますが、利休の曾孫達3人が「武者小路千家」「表千家」「裏千家」を興したことは、初めて知りました。
与謝野晶子記念館では、「みだれ髪」を初めとする美しい装幀の蔵書や、本人が日常の生活に使っていた鏡台などが展示されています。
晶子生家として再現展示されていた「駿河屋」は、先日倒産した総本家駿河屋の分家だったそうです。
今回は、閉館時間をオーバーしないで無事に見学終了。
親睦会は、場所を同じく宿院駅前にほど近い「美々卯・堺店」に移して、自慢の「うどんすき」と美味しいお酒で約2時間の酒席は、無事お開きとなりました。
今回も、見学会、食事会とも本当に楽しい一日を過ごさせてもらいました。
有難うございました。

平成27年5月25日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です